小口化不動産投資
小口化不動産投資とは、投資額を少額にして複数の投資家が共有持分権を持つことで、投資する方法です。一般の個人では投資が難しい億単位となるような高額な物件などへの投資が可能となります。
一般的な「匿名組合型」(商法上で定められた形態)の場合、事業者である不動産会社などが主体となるため、投資家は、現物不動産投資と違って所有権を持たないことになります。
よって、投資対象の不動産の管理などを行う必要はありません。投資家は、投資対象の不動産からの収益をベースに、自分が投資した金額に応じて分配を受けることになります。
ただ、投資した元本および分配金は保証されていない点には留意する必要があります。
日本では、昭和61年頃から不動産の共同投資商品(小口化商品)が供給され始めました。以降、根拠となる法律である不動産特定共同事業法の数度の改正などにより、最低出資額が引き下げられるなど