投資の儲け方
不動産投資に限らず、投資の儲け方は基本的に2つである。投資対象が生み出す運用収益を示すインカムゲイン(配当収入や賃料収入)と投資した元本の値上がり益を示すキャピタルゲイン(売却益)です。
現物不動産投資でのインカムゲインは賃料収入が中心です。毎月ほぼ一定しており、安定した収入が得られる。この賃料収入が不動産投資の収益を左右します。
現状の不動産投資は賃料収入(インカムゲイン)を狙った投資が一般的である。これはどの用途(マンション、オフィスビルなど)も同様です。
賃料以外の収入源として、日本独特の習慣だが、入居時に「敷金」「礼金」という名目で賃借人が賃貸人に対し、賃料以外に支払われます。敷金とは、賃料の不払い、建物などの損害補填など債務不履行を担保する為に契約当初に賃貸人に預け入れる金銭の事をいい、契約終了時に債務不履行分と清算されて返還されます。
不動産投資セミナー
不動産投資のセミナーの案内などをご覧になったことはあるだろうか。不動産投資というと、複雑で、金額も大きく敷居が高いという印象があります。
しかし、投資対象としての不動産は、資産形成を考える上では魅力的である。そこで、まずはセミナーなどに参加して、話を聞いてみるという手がある。不動産投資のセミナーでは、実践的な内容を学ぶことができることもあります。
たとえば、不動産投資において重要な物件選びのノウハウを学ぶことができるセミナーもあります。
不動産投資のプロはどうやって物件を見ているのか、といったことを聞く貴重な機会であります。
不動産投資のセミナーに参加するのに特別な資格などは必要ない。ただし、事前の予約申し込みが必要な場合や、受講料や教材費がかかるケースもあるため、参加予定のセミナーについての詳細を確認しておいた方が安心であります。
投資のポイント
不動産投資へのアクセスは、直接投資と間接投資の二種類ある。直接投資は自分で投資物件を探し、そこに直接自分の資金を投資するというものです。
もう一つの間接投資は、不動産投資信託への投資や、不動産業の株式を購入するというものです。いずれの方法も、不動産価格の値上がりや、家賃収入によってリターンを得ることになります。
不動産投資をする時には、全資産を不動産に投資するのではなく、他の投資対象と組み合わせて投資することで、不動産投資のリスクを減らすことが可能です。
また、不動産価格が上昇する局面では、不動産業界の株式などを合わせて購入することで、不動産価格の上昇から得られるリターンにレバレッジをかけることもできます。
不動産投資のタイミングは、景気循環と同じように、周期的にやってくる。土地の価格は数年間に渡って下げ続けたと思ったら、反転上昇し、数年間上がり続けるという傾向があります。
利回りについて
不動産投資で気になるのはやはり利回りである。投資をするからには、できるだけ利回りをよくしたい、と考えるのは当然です。
しかし一方であまり大きなリスクを取りたくはない、という気持ちが生じるのも事実。それゆえ投資家はリスクと利回りのバランスに悩むことになります。不動産投資の利回りを計算する上で忘れてはならないのが、維持コストです。
たとえば賃貸住宅に投資したとする。アパートの場合には住民が入れ替わるごとに部屋のクリーニングなどをする必要があります。
つまり、実際のリターンはこうしたコストを引いた後に残るものである。不動産投資をする際には物件の利回りを見ると思ういますが、その時にいくつか注意しないといけないことがあります。
中古物件などは表面利回りが高いため、投資対象として魅力的に見えるが、実質利回りで見ると実はそれほど高い利回りにはならないといったことがあります。不動産投資のポイントは、利回りとコストであります。